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リフォームを行う設備や部屋、外装などについて解説

リフォームにはどのような方法があるか
前回、一戸建てやマンションのリフォームに関する基本事項について、お話し致しました。
一戸建てとマンション、それぞれに分けてリフォームに関するポイントをあげました。
どちらにもそれぞれ特徴や制限事項があります。

一方で、リフォームを行う対象は、屋上や屋根といった外壁から、室内やキッチンなどの水まわりなど、さまざまな箇所があります。
どの部分を重点的に行うべきか、どのようなことに気をつけるべきか、最低限の知識をつけておくことが望まれます。

今回は、リフォームを行う設備や部屋、外装などの基本的なことについて、お話し致します。

キッチンのリフォーム

キッチンのリフォームについて、下記の5つのポイントからご説明します。

1. キッチンの種類
2. 間取り
3. レイアウト
4. プランのポイント
5. 費用

キッチンの種類

キッチンは、システムキッチンかオーダーメイドが主流です。

システムキッチンは、キャビネットとビルトインタイプの機器を組み合わせて、継ぎ目のない天板を一体成形したものです。
既製品とはいえ、選べるキャビネットや天板の素材、設備機器のバリエーションは豊富で広く利用されています。

オーダーメイドは、素材、寸法、機器ともにすべて自由に決めることができます。
コストを高くも安くもできます。
オリジナルのデザインを希望する方に向いているでしょう。

間取り

キッチンの間取り・配置には、以下のような例があります。

1つ目は、セミオープン型です。
キッチンセットをダイニングに向けて設置し、上部に吊り戸棚を設けます。
作業の手元を隠しつつ、家族と対話しやすい間取りです。

2つ目は、オープン型です。
キッチンセットを壁付けにすると、もっとも省スペースとなります。
ダイニングに向かって対面させるスタイルは、会話しやすい配置です。

3つ目は、独立型です。
油煙や臭いが多湿に流れたり、手元を見られることを気にせず調理に専念できます。
比較的自由に収納計画を立てることができるでしょう。

レイアウト

キッチンのレイアウトには、いくつか種類があります。

1つ目は、ペニンシュラ型です。
壁からカウンターを広く突き出させ、シンクを配してダイニングに面した対面キッチンとしたり、配膳スペースや食卓などに利用します。

2つ目は、L型です。
L字の両側にシンクとコンロを振り分けるパターンが多いです。
洗いものをしながら鍋の中身を確認するような利用ができ、効率よく動けます。

3つ目は、I型です。
シンクとコンロ、冷蔵庫を一列に並べたコンパクトな配置です。
シンクとコンロ間の作業スペースは60㎝以上は欲しいです。

4つ目は、アイランド型です。
カウンターの一部を島のように壁から離した配置です。
アイランド部を囲み複数で作業ができてコミュニケーションを取りやすいでしょう。

5つ目は、U型です。
独立型のキッチン向きです。
広いカウンターが取れて、ゆったりと作業ができます。
内側の間隔は、一人の作業では90㎝〜120㎝程度です。

6つ目は、Ⅱ型です。
左右、振り返りの動作で、効率よく作業ができます。
片方の台を準備や配膳、家電置場などに使え、収納量も豊富に取ることができるでしょう。

プランのポイント

プランを考えるときには、以下の点に気をつけてみましょう。

動線は、毎日の家事を楽にさせるために重要な項目です。
普段の家事の仕方や現状の不満を整理してみましょう。

コンロやシンク、冷蔵庫の位置関係。距離が均等で、2〜3歩程度で移動ができるか。
また、選択など他の家事も同時にこなしたいのであれば、洗面室や物干しスペースもキッチンに近接させてみましょう。
間取り図に自分の動きを描いてみるとよいでしょう。

収納は、きれいな状態、整った状態を保てるか、意識しましょう。
持ちものの量やサイズ、使う頻度をチェックし、持ちものをキッチンのどの位置に収納すれば出し入れをしやすいか、考えてみましょう。
よく使う調理道具や調味料は、シンクやコンロ周辺の手の届きやすい位置に置くといいでしょう。

重量があるものは、引き出しの低い位置に収めるのが基本です。
小さくても、ストック食材用の食品庫があると便利です。
食卓で使う食器や調味料は、ダイニング側の収納に分散させておくと便利です。

設備では、食器洗い乾燥機。高温のお湯ですすぐため汚れが綺麗に落ち衛生的です。
また、手洗いよりも使う水の量は少なくて済みます。

レンジフードは、油煙を導きやすい形状のフードや油をトレイに集められる構造になっています。
拭きやすい静流パネルなど、手入れのしやすさが向上しています。

IHクッキングヒーターは、プレートが平らなガラス質で掃除がしやすいです。
ガスコンロから交換できるが、電気容量の確認や配線の変更が必要です。

ガスコンロには、従来の60㎝幅に加え、大きな鍋を並べることができる75㎝幅もあります。
効率の良い高火力、湯温度の調節や安全機能などが充実しています。

費用

事前にリフォーム会社によく相談し、確認しておきましょう。

工事が始まり既存のキッチンセットを撤去して初めて、床下の基礎部分やガス、水道などの配管の廊下状況が明らかになるケースがあります。
特に既存の設備を撤去しないとわからない場合、後から修繕費用が追加されたり、プランを変更するようなことが見込まれます。

水まわりは特に老朽化が進みやすいので、意識しておきましょう。

キッチンの位置を変更する場合は、排水管をどの程度移動させるかによって費用が大きく変わります。
また、ダクト工事が別途必要となります。

バス・洗面室・トイレのリフォーム

バスや洗面室、トイレは、湿気がこもりやすく、築年数を経るほど傷みやすい場所です。
新しい機能的な商品をうまく利用しながら、清々しい空間にリフレッシュしましょう。

バス・洗面室・トイレのリフォームについて、下記の3つのポイントからご説明します。
1. バス
2. 洗面室
3. トイレ

バス

まずは種類について考えてみましょう。

1つ目は、在来工法です。
完全なオーダーメイドで個性的なデザインや特殊なスペースに対応させたいなどの場合に向いています。
現場で職人が工事を行うため、職人の技量にも影響がありますが、工期は1〜2週間と比較的時間がかかります。

2つ目は、システムバスです。
床、バスタブ、天井や壁などのパーツを工場で成型してユニット化し、現場で運んで組み立てます。
工期は2〜3日と短く、既存の柱があっても柔軟に対応が可能です。

選び方ですが、昨今の商品は、どれを選んでも快適かつ安全に使うための基本性能は備わっています。
素材をさらにグレードアップしたり、より機能的な設備機器をオプションで加えることで、より好みにかなった浴室空間を演出できます。

サイズには、床面積が0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪のタイプがあります。
主流派は1坪で、浴槽内でゆっくり足を伸ばすことができます。
1.25坪は洗い場が広く、子どもや介助が必要な家族と一緒に入ることができます。

システムバスは、それ自体が独立した箱で、設置した状態では二重構造となり在来工法より暖かいです。
最近では壁や天井、浴槽、ふたを保温材でくるみ熱を逃がしにくく、床材にも冷やっとしない素材を用いた商品があります。

掃除しやすい排水口、水はけをよくした床材、目地のない壁、汚れがつきにくい鏡やドア、水栓カウンターなど、選択肢が増えています。
家事の負担軽減の要ですので、日々の掃除に手間をかけられるか考えましょう。

基本仕様は、洗面室戸の段差が小さく、床に滑りにくい加工が施され、要所に手すりが設置されているなどでしょうか。

寒さ対策として床暖房、暖かい蒸気が出る機能がついた商品もあります。
疲れをほぐすジェットバス、様々な水流を浴びることができるシャワー、映像や音楽を楽しめるシステム、調光機能がついた照明やライティングできる浴槽など、くつろぎの提案もいろいろあります。

特に古い家の場合、既存の浴室を撤去してみると床や壁、配管が傷んでいるケースがあります。
場合によっては、新たにコンクリートで基礎をつくらなければなりません。
リフォーム会社に十分に確認してもらい、そうした事態に備えて修繕費用を見込んでおくとよいでしょう。
浴室の位置を移動させる際には、排水管やガス管を設置し直さなければなりません。

洗面室

洗面室は洗顔、メイク、脱衣、家事を行うなど多様な用途を持つ空間です。
それに合わせて洗面化粧台の水栓やキャビネットの使い勝手、ボウル周辺の掃除のしやすさ、収納量を決めましょう。

システム洗面は幅が75㎝、高さが180〜190㎝の商品が一般的です。
コンパクトながらも収納量は豊富で、掃除がしやすいでしょう。

ボウルやカウンターだけでも造作はできます。
好みのデザインにしたいなど、希望に応じてオーダーメイドができます。

洗面室は湿気を帯びる場所なので、床や壁材が傷んでいることが多い傾向にあります。
洗面化粧台を新調する場合、内装材の張り替えも必要になるケースが多いです。
洗面化粧台のほかに収納棚を設ける、窓を大きくする、廊下との段差を解消する、といった工事を行うと、その分コストアップしますので注意しましょう。

トイレ

洗浄の水量が大幅に減っており、節水効果が高い商品が多いです。

便器とタンクが別になったタンクありのトイレには、手洗い付きとなしのタイプがあります。
サイズはよりコンパクトに変わっています。

タンクレスのトイレはよりコンパクトな形状で、室内のスペースにゆとりが生まれます。
タンクがあるものより高額です。

掃除がしやすい工夫がきめ細かくなされ、汚れがつきにくい新素材や、凹凸がない縁や形状を持つ便器が出ています。
水流を旋回させて汚れをまんべんなく落とすことができるようになるなど、掃除が楽になる工夫がされています。

便器の洗浄やフタの開閉、温水洗浄便座の操作はリモコンで行うことができます。
用を足しながら楽な姿勢で温水洗浄の洗い方や水流の強さを調整できます。
センサーの検知により、便器フタや便座を自動開閉します。
手で触れる必要がなく、より清潔に使えます。便器から離れると自動で便器を洗浄する機種もあります。

便器の交換と一緒に内装材を張り替えれば、トイレ空間はよりリフレッシュできます。
さらに手洗いカウンターや収納棚をつけると使いやすくなりますが、その分コストアップします。

床下の基礎が傷んでいる場合は修繕費が別途必要になります。
リフォーム会社に十分に確認してもらい、そうした事態に備えて修繕費用を見込んでおくとよいでしょう。

バリアフリー

バリアフリーの考え方は、高齢者だけではなく子どもや赤ちゃんのいる家庭でも、あるいは元気な人が安全で暮らしやすい家に変えることです。

今すぐには必要でなくても、例えば手すりが必要になったとき、すぐに設置ができるよう壁内部に下地を取り付けておく方法もあります。

バリアフリーのリフォームについて、下記の2つのポイントからご説明します。
1. リフォーム方法
2. 費用

バリアフリーのリフォーム方法

通路は車椅子を利用しても大丈夫なように、幅にゆとりを持たせることが大切です。
つまずいての転倒を防止するため、敷居などを撤去して床段差を解消し、手すりを設置しましょう。

階段は、勾配を緩やかにして事故を防止しましょう。

トイレの便器は洋式にして、立つ・座る動作が楽な高さにしましょう。
動作を補助する手すりも適宜設置しましょう。
トイレの出入口は車椅子でも出入りしやすい引き戸にして、介護する人も一緒に入れるよう、なるべく広い空間にしましょう。

浴室は、浴槽への出入りをしやすいように、適宜手すりを設置しましょう。
浴室の出入り口は開け閉めしやすい引き戸として、車椅子利用なら3枚引き戸が望ましいでしょう。

洗い場は滑りにくい床材にしましょう。
様々な要素を備えた、バリアフリー対応のシステムバスがあります。

費用

廊下や居室の段差をなくす、手すりの下地を設置する場合は、床や壁の張り替えや間取り変更を伴う大規模リフォームの際に行うと費用効率が良いでしょう。

浴室やトイレのバリアフリー化は、部分リフォームでも可能です。

リビング・個室・リフォームのリフォームについて

次はお部屋のリフォームです。

リビング・個室・リフォームについて、下記の8つのポイントからご説明します。
1. リビング
2. 間取り
3. 収納
4. 内装
5. 個室
6. 壁・天井材の選び方
7. 床材の選び方
8. 費用

リビング

リビングは多用途に使える空間です。
これからの暮らしでどのような使い方をしたいか、普段からイメージをしておきましょう。

主には、家族やゲストと集う空間、キッチンを真ん中に配して「食」中心のライフスタイル、学童期の子供の勉強のスペース、家事の合間に仕事ができる書斎を置く、ほか家族の人数や子どもの年齢やライフスタイルを踏まえましょう。

プランの手順は、「間取り」づくり、「収納」の計画、「内装材」選びの順序で考えると良いでしょう。

間取り

リビングの用途や家族の人数を考え、スペースを決めましょう。
和室などとつなげてワンルームにすることもできます。

建物の構造によっては柱や梁型が残る場合がありますので、事前にチェックを受けましょう。

部屋の入り口から、リビング・ダイニング・キッチンへの動線がスムーズであるか、確認しておきましょう。

収納

リビングには本や雑誌、CD、玩具をはじめ、多様なものが置かれます。
まずは持ち物の量を踏まえて、収納スペースのボリュームの検討をつけましょう。

使う場所と片付けの導線をイメージすると、適切な設置場所が見えてきます。
扉の中に隠すのか飾って見せるのか、扉は開き式か引き出しかなど、収納の仕方を考えましょう。

内装

床・壁・天井などに用いる内装材によっても、部屋の雰囲気は大きく変わります。
普段から好みのデザインをイメージしておきましょう。

新たに取り入れる設備や家電に合わせ、コンセントやスイッチの増設、位置移動も、一緒に配線工事を行うときれいに収まります。

個室

リビングの次には主寝室や子ども部屋、趣味の部屋などといった個室をどうするか、検討しましょう。

考える手順としては、家族構成や部屋の使い方を踏まえ、スペース、多湿への動線、収納のつくり、内装材を決めましょう。

リフォームの総予算の中では、個室の部分が、調整してコストを抑えやすいです。

壁・天井材の選び方

壁や天井には、クロスやタイル、塗材といった種類があります。
それぞれの特徴を知ったうえで、ショールームなどで施工された状態を確認したり、サンプルをもらってきて現場で見てみましょう。

一般的に、リビングには白やベージュ系を用いることが多いですが、部分的にクロスの色や柄を変える、タイルなどの異素材を組み合わせるなどによってもオリジナリティーを出すことができます。

クロスは、一般的にいう壁紙のことです。
ビニール製は色、柄が豊富で安価です。素の壁材を剥がした跡は凹凸が残りますので、下地をパテで調整します。
ただし、完全には平滑にできない場合もありますので、凹凸が目立たないリフォーム用の厚手のクロスを選ぶと良いでしょう。

タイルは、水まわり空間ではおなじみの板状の素材です。
1枚ごと、またはシート状になっているものを張ります。
リビングや個室では壁の一面など部分使いするケースが見受けられ、クロスと違った質感が楽しめます。吸放湿性のある機能的な商品もあります。

塗材とは、ペンキ、または珪藻土や漆喰などコテで塗る左官素材です。
しっかりとした質感があり、照明の光がやわらかく反射します。
珪藻土や漆喰などの自然素材には調湿作用もあります。
施工手間がかかるため、比較的コストは高くなります。

床材の選び方

床材には、フローリングやタイル、カーペット、クッションフロアと様々な種類があります。

色や素材の質感については、壁・天井材と同じくショールームなどで施工された状態を確認したり、サンプルをもらってきて現場で見てみましょう。

古い建物の場合、既存の床を剥がすと床下が傷んでいるケースがあります。
修繕してから新しい材料を張りますので、事前に確認しておきましょう。

簡易な工事としたい場合は、既存床の上から重ね張りできる、リフォーム用のフローリングを利用する方法があります。

フローリングは、木の床材です。
ナチュラルであたたかな木の質感が魅力です。
耐久性も高く、人が集まるリビングには最適の素材です。合板に天然木を張り合わせた複合フローリングと無垢材とがあります。

タイルは、板状の建材です。
リビングではやや大きめの30cm角で、白っぽい石やベージュ系のテラコッタといったナチュラルな質感を持つものが好まれます。
耐水性が高く拭き掃除がしやすいです。

カーペットは、ナイロンやアクリルなどの合成繊維、天然のウール素材などがあります。
足触りがソフトで保温性、吸音性に優れています。
パネルタイプのカーペットは、汚れたら部分的に張り替えできます。

クッションフロアは、ビニール製の床材です。
安価で取り入れやすく、適度なクッション性とあたたかさがあり、水拭きしやすいです。
リビングに適したフローリングやタイルを模したデザインもあります。

費用

新たに設けるリビングや個室の広さ、位置によって、構造のどこまで手を加えるかで工事の範囲が決まり、費用のベースとなります。

内装材のグレード、収納のつくり、ドアの取り替えの有無でも変わります。

リフォームの総予算の中では、個室の部分を調整するとコストを抑えやすいでしょう。

外装のリフォームについて

一戸建ての場合は屋根や外壁のリフォームを検討する必要があるでしょう。

外装のリフォームについて、下記の7つのポイントからご説明します。
1. 屋根のリフォーム方法
2. 屋根材の選び方
3. 屋根材の費用
4. 外壁のリフォーム方法
5. 外壁材の選び方
6. 主な外壁材
7. 外壁の費用

屋根のリフォーム方法

屋根は、雨や雪、日差しから住まいを守るとともに、見た目の美しさを保っています。
古くなると雨漏れなどの原因になり、美観も劣化します。

一戸建ての場合は一定期間でリフォームをしなければなりません。
その方法としては3つの方法があります。

1つ目は、塗り替えです。
塗り替えは最も手軽な方法でしょう。
化粧スレートや金属系の屋根材にふさわしい方法で、洗浄して汚れを落としてから、下塗り、上塗りを行います。

2つ目は、重ね葺きです。
重ね葺きは、平らな形状の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて設置する方法です。
軽量で重ね葺きにふさわしい屋根材を選びます。

3つ目は、葺き替えです。
葺き替えは、解体して下地からやり直します。
雨漏りがするなど、かなり老朽化した場合にふさわしい方法です。
色々な屋根材で対応することができます。

屋根材の選び方

まずは、粘土瓦です。
昔ながらの和瓦のことで、粘土を瓦の形に成形して高温で焼いてつくります。

釉薬(うわぐすり)を用いて色づけするのが陶器瓦、煙でいぶして銀色の光沢をもたせるのがいぶし瓦です。

地震の揺れや強風でずれ、割れが生じたり、剥がれたりして落ちることがあります。
その場合には早めに補修を行わなければいけません。

5〜6年ごとに点検を行い、必要な場合には補修を行います。
また、20〜30年目くらいで、葺き替えを検討しましょう。

次に、化粧スレートです。
洋風住宅に使われる代表的な屋根材です。

厚さは5mm前後からと薄く、平らな形状が特徴です。
セメントを基材に各種繊維を混ぜて強化、工場で塗装を施しています。

近年は塗装のもちが良くなっています。
平らな形状なので重ね葺きもできますが、屋根材が二重になるので荷重を考慮した素材の選択をしましょう。

経年変化で色落ちすることがあります。
仕様により塗装の耐久性が異なるので、選択時に確認しましょう。

5〜6年ごとぐらいで点検を行い、美観が気になる場合は葺き替えをしましょう。
また、15〜30年ぐらいで、葺き替えを検討しましょう。

そして、金属系の屋根材があります。
薄い鋼板の表面に塗装を施したものです。

古い住宅では、トタン屋根(カラー鉄板)を採用したものがあります。
最近ではガルバリウム鋼板が多いです。
薄くて軽いことが特徴です。
シンプルでモダンなデザインに合います。

ガルバリウム鋼板は平らな形状なので重ね葺きもできますが、屋根材が二重になるので荷重を考慮した素材の選択をしましょう。
錆が発生すると耐久性を著しく損なうので、錆びる前に塗り替えなければいけません。

3〜5年ごとに、点検しながら塗り替えを検討しましょう。
また、10〜15年程度で、重ね葺きや葺き替えを検討しましょう。

屋根材の費用

屋根リフォームは、塗り替え、重ね葺き、葺き替えの順で高くなります。

塗り替えや重ね葺きは屋根の表面のみを綺麗にすることが目的ですが、葺き替えは下地からやり直しますので、かなり劣化しているときは構造が補強されて安心できます。

重ね葺き、葺き替えは、屋根材そのものを一新できるという塗り替えにはないメリットがあります。

外壁のリフォーム方法

外壁は、屋根と同様に住まいを包み込んで雨や風から守り、外気の影響を受けにくくする役割をしています。

古くなるとモルタルにヒビが入ったり、サイディングのシーリングが劣化するなど、雨水が浸入し内部構造の劣化につながる恐れがあります。

モルタルは、定期的にひび割れをチェックし、メンテナンスやリフォームを行うことで住まいを長持ちさせることができます。
サイディングは、定期的にシーリングの点検を行い、必要な場合は補修し、色落ちが気になり始めたら塗装を検討しましょう。

外壁材を重ね貼りする方法、既存のサイディングなどを剥がして新たに張り替える方法がありますが、下地の劣化がひどい場合には、新規で取り付けた外壁材がしっかり留まらず落下する恐れがあります。
リフォーム方法を決める前に、まずは下地をチェックしてもらい、劣化が進んでいるようであれば、下地からやり直すことも検討しましょう。

さて、リフォーム方法の例をあげてみます。

1つ目は、塗り替えです。
他の方法より費用が安く、一般に多く行われている方法です。
塗る前に点検・補修を行い、高圧洗浄を行い汚れを落としてから下塗り・上塗りを行います。
屋根の塗り替えも一緒に行い、外壁を一新するケースが多いです。

2つ目は、重ね張りです。
モルタルやサイディングの既存の外壁材の表面に胴縁という下地材を打ち、そこに新しい外壁材を取り付ける方法です。
新築同様の美観になりますが、下地が腐食しているときちんと留められないため、注意をしなければなりません。

3つ目は、張り替えです。
既存の外壁を剥がし一旦骨組みだけにして、下地からやり直して新たに外壁材を取り付ける方法です。
老巧化した家でも外壁の下地から新しくなり、断熱や補強も行えば構造的にしっかりした家となります。

外壁材の選び方

モルタルの外壁への重ね張りでは、窒素系もしくは金属系のサイディングを用いるケースが多いでしょう。
重ね張り用のタイルもあります。

大規模リフォームでは、外壁を一旦解体し下地からやり直すこともありますが、モルタルをはじめ、どのような外壁材でも選ぶことができます。

最近では、雨で汚れが落ちる機能を付加したサイディングなどもありますが、こうしたメンテナンスが少ない外壁材ほど価格は高額になりがちです。
選ぶ際には、価格やデザイン性、将来のメンテナンス費用も含め、長期的なコストを考慮しましょう。

主な外壁材

外壁材にはいろいろな種類がありますので、例をあげてみます。

1つ目は、モルタル下地・吹付仕上げです。
モルタルは、セメントと砂などを混ぜて水で練ったものです。
それを下地として壁に塗り、仕上げ材を吹き付けたりコテ塗りしたりして仕上げたものになります。

仕上げ塗りの種類によって表面の模様が変わり、コテ塗りは表情が豊かになります。

経年変化で細かいひび割れ(クラック)が生じます。
放っておくと雨水侵入の原因となり、構造材を腐らせるので補修をしなければなりません。
汚れたら塗装もしなければなりません。

塗り替えは、5〜8年ごとくらいが目安となります。
また、15〜20年ぐらいで、全面補修を検討しましょう。

2つ目は、サイディング(窒素系)です。
サイディングは、外壁に張るボード状の材料をいいます。

主に窒素系と金属製があり、窒素系はセメントと各種繊維を主原料にして、高温・高圧で整形したものです。
表面の加工で板張り風やレンガ風など様々なデザインが可能で、また耐久性にも優れています。
ボードとボードのつなぎ目をゴム状のシーリング材で埋めていますが、劣化すると雨水侵入の原因となるため補修をしなければなりません。

シーリングの点検は、3〜5年ごとくらいが目安となります。
また、色落ちして白い粉が手につくようになったら、塗り替えを検討しましょう。

3つ目は、サイディング(金属系)です。
金属系のサイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミが主流です。

表面の意匠も様々で比較的安価でデザイン性も良いことから、金属系ではガルバリウム鋼板が主流となっています。
屋根も同じ素材でシンプルにまとめた家がよく見られます
シーリングの劣化や、鋼板にサビが出たり色落ちをする恐れがあります。

シーリングの点検やサビのチェックは、3〜5年ごとくらいが目安となります。
また、15〜20年ぐらいで、全面補修を検討しましょう。

4つ目は、タイルです。
タイルは、粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて成形し高温で焼き上げたものです。

モルタルに張り付けて施工するタイプと、下地のサイディングに取り付けるタイプがあります。
見た目に重厚感があり、耐久性にも優れています。
色は釉薬(うわぐすり)によるため、色落ちや変色の心配はありません。
最近は汚れにくいタイプがあります。

目地の割れや剥がれの恐れがありますので、2〜3年ごとに目視でチェックをしましょう。
また、15〜20年ぐらいで、全面補修を検討しましょう。

費用

外壁の塗り替えは足場が必要となりますので、屋根も一緒に行うとコストメリットがあります。

重ね張りや張り替えは、見た目の雰囲気を大きく変えることができます。
ただし、新しい外壁材を用いるため、材料費が新築と同程度に必要となることがあります。

省エネに係るリフォームについて

省エネは昨今の脱炭素の流れを受け、改修工事に関して補助制度があるなど関心が高まっています。
ここでは補助制度に関する紹介はしませんが、関心がある方は活用してみるとよいでしょう。

省エネのリフォームについて、下記の7つのポイントからご説明します。
1. プランのポイント
2. 断熱できるところ
3. 費用
4. 省エネ設備
5. 主な省エネ給湯機器
6. 創エネ設備
7. 主な創エネ設備

プランのポイント

省エネリフォームを行うためには、「断熱」と「設備」を導入する方法があります。
設備の種類には、主に「省エネ」と「創エネ」の2通りがあります。

部分的に取り入れるのではなく、トータル且つ長期的な視点に立って検討することが大切です。
初期費用とのバランスでどのレベルまで省エネしたいか、リフォーム会社と相談して決めましょう。

断熱できるところ

断熱材が劣化、もしくは古い家では断熱材が入っていない場合もあります。
床、壁、天井裏に断熱材を充填し直しておきましょう。

部分的では効果が少ないため、躯体を包むように入れます。
開口部も断熱性能が高いものに取り替えましょう。

各部位について、補足します。

1つ目は、天井です。
天井材の裏側にグラスウールや吹き込みタイプの断熱材を敷設します。
天井の下側からボード状断熱材を張り上げます。
どの方法にするかは躯体の状態が影響します。
リフォーム会社に相談しましょう。

2つ目は、窓です。
既存の窓を、断熱性の高い樹脂や木製サッシの断熱窓に交換する方法があります。
また、既存の窓の内側に、もう一つ窓をつけて二重窓にする方法もあります。
ガラスだけを断熱性の高い「真空ガラス」に替える方法もあります。

3つ目は、壁です。
室内側から既存の内装材のうえ、もしくは壁の内側に断熱材を施工する方法があります。
外壁の外装工事を行う場合に、断熱材を外張りで施工する方法があります。

4つ目は、玄関です。
断熱材を入れ、窓を取り替えるだけでは不十分で、玄関も熱の出入りが多い場所です。
断熱性の高い玄関ドアに取り替えて、熱の出入りを防ぎましょう。
外壁を壊さず1日で工事できる商品なども出ています。

5つ目は、床です。
床下側から床材の下面側に断熱材を施工し、床材を剥がさず工事ができる方法があります。
床材の張り替えも検討している場合は、同時に床下の根太などの間にいれる方法があります。

費用

既存の家に入っている断熱材の状態は、実際に工事を始めてみないとわかりにくいものです。

窓や玄関ドアなどの開口部の数によっても必要な断熱材の量が変わり、コストに影響します。
断熱タイプの窓やドアは通常の商品よりコストが高いため、リフォーム会社にあらかじめ確認しておきましょう。

省エネ設備

家庭のエネルギー消費量の3割以上を占めるのが給湯です。
給湯設備を熱効率の高いものに替えることで住まい全体の省エネを図ることができます。

設備費用は普通の給湯器に比べ割高ではあるが、ランニングコストも踏まえ長期的な視点で選ぶことが大切です。
給湯器のタイプによっては、自治体による補助金が設定されているものがあります。

主な省エネ給湯機器

省エネ給湯機器には大きく3種類あります。

1つ目は、エコフィールです。
エネルギー源として、石油を使用します。
従来の石油給湯器が排気とともに放出していた熱エネルギーを、給湯する際に再利用できます。
コンパクトな大きさで設置しやすく、使用時の音や匂いも抑えられて快適に使えます。

2つ目は、エコジョーズです。
エネルギー源として、ガスを使用します。
従来のガス給湯器が捨てていた排気ガスの中の熱を、回収して再利用しお湯をつくります。
コンパクトで場所を取りません。
給湯や追い炊きに加え、床暖房や浴室暖房ができるタイプもあります。

3つ目は、エコキュートです。
エネルギー源として、電気を使用します。
ヒートポンプ技術を用い、空気の熱でお湯を沸かすシステムです。
貯湯用のタンクもあるため、設置スペースが必要です。
設備費用は3タイプの中で最も高いですが、割安な夜間電力を使えます。

創エネ設備

創エネとは、エネルギーを創ることです。

創エネ設備の1つに、「太陽光発電」があります。
太陽電池モジュールを屋根に取り付け、発電した電力が余った場合は電力会社に売ることも可能です。
設備費用が従来よりも低下し、近年導入件数は増加しています。

発電時の排熱を利用し高効率のエネルギー供給を促す、コージェネレーションと呼ばれる設備があります。
家庭用では、都市ガスを利用して発電しその熱で給湯や暖房を行うエコウィル、エネファームがあり、普及が進んでいます。

国や自治体による補助金が設定されているものがありますので、探してみましょう。

主な創エネ設備

創エネ設備として知られているものを取り上げます。

1つ目は、エコウィルです。
発電ユニットと貯湯ユニットで構成され、都市ガスを燃料にしてエンジンで発電し、排熱を給湯、追い炊き、温水式床暖房に直接利用できる高効率のシステムです。

2つ目は、エネファームです。
燃料電池ユニットと貯湯ユニットで構成され、都市ガスから水素を取り出し空気中の酸素と化学反応させるクリーンな発電方式です。
電気とお湯を同時につくります。

3つ目は、太陽光発電です。
既存の建物に取り入れることも可能ですが、屋根の形状や強度により載せるパネルに制限がある可能性があります。
現状の屋根の状態を点検し、場合によっては下地の補強や補修工事を行わなければなりません。

耐震のリフォームについて

住まいの耐震性の確保は、構造を支える対新緑(筋交いや面材が入った壁)が適切に配置されることがポイントです。
新耐震基準と言われる1981年(昭和56年)の法改正により、耐力壁を多くするなどの強化が必要となりました。

耐震のリフォームについて、下記の3つのポイントからご説明します。
1. プランのポイント
2. リフォームの方法
3. 費用

プランのポイント

耐震補強をする前に、耐力壁などの補強がどの程度必要なのかを判断するため、耐震診断を行うことが望ましいでしょう。

補強によって壁が増える可能性もあります。
広い空間を作りたい場合には、耐震性と両立できる方法がないか要望を伝えてリフォーム会社と相談しましょう。

リフォームの方法

耐震補強は、一般に耐力壁を設けることが基本となり、次に基礎補強を加えることもあります。
壁の工事の際には、一度壁を剥がして補強したのちに仕上げ直すことになるため、間取り変更や断熱工事などを含む大規模リフォームの際に一緒に行うのが効率的です。

まずは、壁について考えてみましょう。
古くからの家に多い木造軸組構法では、筋交いの入った壁を耐力壁といいます。
筋交いは柱と柱の間に斜めに入れて、横からの力に抵抗する存在です。
専用金物で柱および土台にしっかり留め、揺れたときに引き抜かれないようにします。

最近では筋交いの代わりに、面材を用いることがあります。
筋交いと同じように、耐力壁の要となるのが耐震用の面材です。
地震の力を面全体で受け止めて分散させます。
耐力壁が建物のコーナー部など全体にバランスよく配置されることで、地震に強くなります。
コーナー部に耐力壁がないと、その部分に地震の力が集中し、耐えられなくなる恐れがあります。

次に、基礎について考えてみましょう。
古い住宅では基礎のコンクリートに鉄筋が入っていないことがあります。
鉄筋が入っていない場合、補強するために既存の基礎の内側などに新しく鉄筋を組んで、既存の基礎に合体させる方法があります。

費用

耐震補強はその家のつくりや築年数、劣化状況によって、必要な工事が違ってきます。
費用は補強する部分が多くなればその分増えますが、どこまで工事をするべきかリフォーム会社などに頼んで耐震診断をしてチェックしましょう。

リフォームの見積書・契約書の見方

リフォームの見積書や契約書の見方について、取り上げてみます。

見積書の見方

リフォーム会社より提案される書類として使われるのは、工事金額が書かれた「見積書」、使う設備や内装材などが書かれた「仕上げ表」、間取り変更などがある場合は「設計図書」などがあります。

以下、主なチェックポイントです。
1. 工事費用が打ち合わせ時と同じかどうか、合計金額は合っているか、チェックしましょう。
2. 見積書に記載されている項目や金額以外に請求される費用はないか、契約前に確認しておきましょう。
3. 見積を出した請負社であるリフォーム会社の社名や住所が正しく記入され、押印されているか確認しましょう。
4. 施主であるあなたの氏名や書類の作成年月日、担当者名なども確認しておきましょう。
5. 見積書の工事項目や摘要の内容が、打ち合わせで決めた内容や図面と同じか確認しましょう。
6. 相見積を比較検討する際は、金額だけで比較しないように心がけましょう。
7. 「仕上げ表」「設計図書」で素材やグレード、要望が反映されたプランであるか確認しましょう。

契約書の見方

見積書の内容が契約書と同一か確認しましょう。

以下、主なチェックポイントです。
1. 一式で表示されているものは、通常見積書や仕上げ表、カタログなどが添付されています。一緒に確認するようにしましょう。
2. 契約書にはいつ、いくら支払うことになっているか、記載されています。支払期日や代金の分割割合は、リフォーム会社によって異なります。打ち合わせどおりとなっているか確認しましょう。
3. 工事を請け負う会社の社名、住所が正しく記載され、押印されているか確認しましょう。
4. 契約約款、見積書、仕上げ表など、工事内容と金額を示す書類が揃っているか確認しましょう。
5. 契約約款には重要な事項が記載されていますので、必ず目を通しましょう。特に工事が遅延した場合の補償や、第三者に損害を与えたときの負担について確認しましょう。

リフォームに関わる諸経費について

リフォームでは、リフォーム工事の費用だけではなく、税金や各種手続きなどの諸費用が必要です。
また、新たに購入する場合の家具・カーテン・照明器具なども必要になることもあるでしょう。

大規模なリフォームを行う場合は、仮住まいやトランクルームが必要になるケースがあります。
その場合は、2回分の引っ越し費用が必要です。

大規模なリフォームの場合は、工事請負契約時、リフォーム着工時、引き渡し時と、支払い時期を複数回に分けることが多いでしょう。
設備交換など小規模なリフォームの場合は、工事完了後に一括で支払うケースが多い。
いつ、いくら支払うかは、リフォーム会社によっても異なります。
リフォームの検討段階で、担当者に確認・相談をしておきましょう。

主な諸経費

主な諸経費については、以下のとおりです。

1. 壁紙や床材、外壁などの建材
2. キッチンなどの設備機器代
3. 職人が工事を行う人件費
4. 家具
5. 家電
6. カーテン
7. 照明器具
8. 仮住まい
9. トランクルーム
10. 引っ越し費用
11. 追加工事
12. 近隣へのあいさつや現場の職人さんへの差し入れ
13. 税金

主な税金等

主な税金等については、以下のとおりです。

= リフォーム全般 =
1. 工事請負契約の印紙税

= 増築工事 =
1. 建築確認申請手数料
2. 完了検査費用
3. 表示変更登記費用

= ローン利用の場合 =
1. ローン契約時の印紙税
2. ローン事務手数料
3. 抵当権設定登記費用
4. ローン保証料
5. 火災保険料

= 中古住宅購入の場合 =
1. 売買契約の印紙税
2. 所有権移転登記費用
3. 仲介手数料
4. 不動産取得税

支払い時期

このとおりとは限りませんが、1つの例としてあげておきます。

= 現地調査 =
無料

= 見積・プランの提案 =
無料

= 工事請負契約 =
1. 請負契約時に、初回の工事費用の一部が必要となるケースがあります。
2. 工事請負契約の印紙税

= 工事着工 =
1. 工事着工時に、工事費用の一部が必要となるケースがあります。
2. 近隣へのあいさつや現場の職人さんへの差し入れ等
3. 仮住まいが必要な場合、その費用と引っ越し費用

= 完成 =
1. 工事費用の残代金
2. 引越し代
3. 家具、家電、カーテン、照明器具

終わりに

今回は、リフォームを行う設備や部屋、外装などの基本的なことについて、お話し致しました。

リフォームの対象となる部分はかなり多岐にわたります。
それぞれ、できるだけ簡潔にまとめましたが、奥が深いので関心があるものについてはより深掘りしていかれるとよいでしょう。

ただし、一戸建てであれマンションであれ、多くの部屋や設備から成り立っておりますので、全体をみて考える必要があります。
一旦リフォームされても、使用し、年数が経てば、将来メンテナンスやリフォームを行わなければなりません。
足場を組んで行う工事など、コスト面からみても一緒に行った方が効率的な工事もあります。
住宅の維持は長い年月を想定していますので、中長期的な目線をもって考えるようにしましょう。


執筆者
MIRAI不動産株式会社 井﨑 浩和
大阪市淀川区にある不動産会社を経営しています。不動産に関わるようになって20年以上になります。
弊社は、“人”を大切にしています。不動産を単なる土地・建物として見るのではなく、そこに込められた"想い"に寄り添い受け継がれていくよう、人と人、人と不動産の架け橋としての役割を果たします。